【春の公演】プログラム    (チラシ掲載いたしました) - 正絃社

【春の公演】プログラム (チラシ掲載いたしました)

【春の公演】4月20日プログラム

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「2019正絃社 春の公演 チラシ表」 

「2019正絃社 春の公演 チラシ裏」 

 

「越後獅子」
古来、人気の高い「越後獅子」は、ご存知のとおり越後のお国名物、角兵衛獅子を題材にしたもの。角兵衛獅子も消えゆく伝統芸能のひとつになっていますが、昔の人々の生活に想いを寄せて、三絃の本手・替手、尺八合奏で演奏いたします。

「近江夢紀行」
 平成28年、滋賀県三曲協会設立50周年を記念しての委嘱作品「近江夢紀行」は名古屋では初めての演奏になります。滋賀県の風物、歴史、名所などから雄大な琵琶湖、子ども歌舞伎など伝統芸能を伝える土地柄、信楽たぬき、伊吹山とヤマトタケルの伝説、そして滋賀県人がこよなく愛してやまない琵琶湖周航の歌を題材にまとめた作品です。

0201haru  滋賀県三曲協会での初演舞台

「飛騨の里」
 奥深い山に伝えられる民話をもとにした「飛騨の里」は尺八2部の掛け合いが聴きどころ。歌好きの二人の若者と娘の物語をお楽しみください。

「鯱の城」
 私たち名古屋ご当地のシンボルといえば、金鯱で名高い名古屋城。この別名、金鯱城の名からとった「鯱の城」は、名古屋の歴史を綴ります。偉容を誇る名古屋城、戦禍を被り火の中に崩れる城の姿、そして復興への道のり。昨年、本丸御殿が復元され喜びに溢れる市民の顔。平和のシンボルとして、戦争のない世の中を願いながら、合奏いたします。

「虹の舞曲」
 初代家元・野村正峰が足しげく運んだ東北の地。そこで出会った大きな虹に、少年時代を過ごした豊かな自然を思い作曲した「虹の舞曲」。震災復興を願って、音楽でみちのくへの旅を味わってください。

「花かげ変奏曲」「夢はマーチにのって」
 舞台演奏で、何と言っても人気№1は子どもたちの演奏です。どんなに名人の演奏も、あどけない無邪気な子どもの真剣な眼差しには負けてしましそうです。小学生低学年組の「花かげ変奏曲」と、高学年組の「夢はマーチにのって」にぜひ、大きなエールを送ってください。ラデツキーマーチは、ご一緒に拍手をどうぞ。

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無邪気なちびっ子たち


「春の海・21」
 世界中で知られている宮城道雄作曲「春の海」を、各パートの自由なソロと合奏で多彩なイメージに表現した水野利彦作品。静岡県から参加の玉置千鶴社中の若手が活躍します。

「幻想の森」
 作曲者、水野利彦氏とともに正絃社会員が演奏する舞台はスペシャルな緊張感に溢れる演奏です。北欧をイメージした森の中の幻想を味わってください。

地唄舞「寿」
 明け渡る 空の景色もうららかに 遊ぶ糸遊 名残の雪と 謎を霞にこめてや春の 風になびける青柳姿 緑の眉か 朝寝の髪か 好いた枝ぶり慕いて薫る 好かいでこれが梅の花 
宿る鶯 気の合うた同士 変わらでともに 祝う寿
山村流地歌舞六世宗家山村友五郎師に師事する山村楽乃師範の美しい所作にご注目ください。

0203haru  地歌舞・山村楽乃さん


「さんずい」
 水野利彦氏に師事し「男組」メンバーで近年、めきめきと活躍中の小田誠さん。「泡沫ピーターパン」「龍言」などユニークな命名の作曲で作品も人気上昇中。

「蒼き神殿」
 一作年の「野村正峰生誕90周年記念〝創造のDNA―和楽の響き〟」では「白銀の神殿」を発表。神殿シリーズ、今回の作品は尺八三重奏。かつて山本邦山門下5人によるグループ「尺八1979」として活躍したメンバーの二世3人、若手尺八家が織りなす音色は、いかに…。

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二世陣による期待の共演


「古都絢爛」
 「春の公演」1日目のフィナーレは、伝統の技を伝える古都を題材に、「雪華の舞」「眠れる城下町」「古都絢爛」の3楽章からなる大合奏曲。


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【春の公演】4月21日プログラム

「松の双葉に」
 古典の祝儀曲「八千代獅子」の後歌の歌詞「雪ぞかかれる松の双葉に」からの命名の曲。古典の格調の高さ、地歌「黒髪」のしっとりとした雰囲気とともに華やかな合奏をお楽しみください。

「月の船」
 古典文学を愛した野村正峰が、「万葉集」のロマン溢れる素朴なロマンをイメージした人気作。
演奏者からの「箏も、三絃も、十七絃も、尺八も、歌も」という作曲の要望に応えた合奏曲。

「白秋に寄せて」
 「からたちの花」など童謡の作詞で知られる北原白秋に寄せる思いから、郷里の柳川の風景、からたちの花、祭りの太鼓を描く。

「虫の音の手事」
 長唄の名曲「秋の色種」は「琴の手事」「虫の音の合方」と名付けられた器楽部分が秀逸な曲。岐阜正絃社のチームワークも見所。

「愛と祈りの調べ」
 「アベマリア」「私のお父さん」「ハレルヤ」「雪椿」「アメイジンググレイス」「歓喜の歌」、愛する人へ捧げるメロディを、若さ溢れるメンバーで。

「古城の旅人」
 「フランスの庭」と呼ばれるロワール地方の古城を取材した作品。戦乱の歴史を乗り越え平和に佇む古城にロマンを求めた人気作。

「ふるさとの風」
 懐かしい故郷を想う曲をメドレーにした、心落ち着く合奏。「アニーローリー」「浜辺の歌」「さくら」「安里屋ユンタ」「白い花に寄せて」「遠き山に日は落ちて」ご存知の曲をご一緒に口ずさみながらお聴きください。

「天女の舞」
 浜辺のほとりで水浴びをしていた天女の羽衣を隠し、天に帰れなくなった天女と男は夫婦となり、天女は子どもの子守唄から羽衣の隠し場所を知って、羽衣を取り戻して天に帰っていく。この伝説で、羽衣を手にした天女の喜びを表現した作品。

「観音の里」
 滋賀県湖北地方には多くの観音様が祀られている。その姿は、あるときは優しく、ときに怒りの姿や悲しみの顔も様々。土井澄子一門が描く観音様の不思議なお姿。

「星合いの夜に」
 七夕の夜、彦星と織姫の二星の出合い。天の川が煌めく天空のロマン。作曲者水野利彦氏との共演。

0211haru  水野利彦先生と共演の緊張


「而今謌」(じこんか)
 今を生きる、その刹那の想い。生きているから、今この瞬間を大切にしたい。バンド活動から邦楽に転身して群馬県から異色の作曲活動を展開する若き演奏家・本間貴士、心の歌をお聴きください。

「夏雲奇峰」
 中国の詩より。高く聳えた夏雲の雄大さ、奇妙さを尺八五重奏に。作曲者野村峰山と若き尺八家たちのアンサンブルは乞うご期待!

「回転木馬」
 多くの人の夢を乗せて回る舞台。実は、この作曲のきっかけは、昨年閉館となった中日劇場の回り舞台から。久々に登場の回転木馬。果たして無事に回ることができるでしょうか?

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回転木馬

 伝統芸能TV番組でもお馴染みの司会者、葛西聖司様による解りやすい解説とともにお楽しみいただきますよう、舞台を準備して、多くの皆様のご来場をお待ちしております。
0212haru  芸能解説は葛西聖司さん


「春の公演」は多くのスタッフの皆様に支えられています。スタッフの皆さん、ありがとう!

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「春の公演」の裏側


2019正絃社「春の公演」
 新しい時代へ~語り継ぐ伝統音楽~
 日時 平成31年4月20・21日(土・日)
    午後2時開演
 会場 日本特殊陶業市民会館ビレッジ
     ホール(旧名・名古屋市民会館)
 ゲスト 葛西聖司(司会)
     水野利彦(箏)山村楽乃(舞踊)
     川村葵山 二代石垣征山 野村峰山(尺八)ほか
 演奏曲 ふるさとの風 鯱の城 回転木馬
     近江夢紀行 天女の舞 虹の舞曲
     古城の旅人 愛と祈りの調べ   
     幻想の森 星合の夜に ほか 

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