~竹の響き~峰山会演奏会
昨年11月17日(土)、名古屋能楽堂にて開催された、峰山会~竹の響き~演奏会は、一風変わった企画。
まず、開演前には、能の研究家・飯塚恵理人氏と野村峰山のプレトークで、能や能楽堂でのルールの説明を面白く対談のなかで紹介。
能で用いられる「五番立て」というプログラムで最初の曲は、尺八に鳴物を加えた「朱竹三番叟」。
神々しい合奏の「阿修羅」、力強い十七絃とコントラバスと尺八で、男ばかりの演奏者による「サムライ」。対しては、箏も尺八も女性ばかりの出演の「出雲の阿国」。
〝きまぐれ〟を意味する大曲「カプリッチオ」は、会主野村峰山の尺八。最終曲は、野村幹人・櫻井咲山二人の若手奏者と箏の若手による「迦樓羅」。
たっぷりと聞き応えのある曲が並び、しかも曲間には、橋掛かり(舞台への廊下)で、ユニークに展開される音楽狂言は、サービス満点の内容。尺八音楽の変幻を堪能するプログラムで、客席は演奏に釘付けで聞き入っていました。
飯塚恵里人氏と野村峰山のプレトーク |
鳴物入りで尺八勢揃いの「朱竹三番叟」 |
「サムライ」 |
「出雲の阿国」 |
「カプリッチオ」 |
「迦樓羅」出演を終えて |
音楽狂言1「虚無僧とOLの出会い」 |
「虚無僧と怪しいもの」 |
「鉄道員と虚無僧」 |
「白虚無僧と黒虚無僧」 |
- 2013.01.04