新刊CD・近刊紹介 (うたまくら313号より)
*** 新刊CD好評発売中! ***
野村祐子・箏・三絃コンサート№9
~七福神宝船~
縁起のよい「七福神宝船」、古典のリメイク「幻想曲 千鳥」、滋賀県を題材にした「きらめく湖から」「夢キラリ」「天女の舞」、語りとともに物語も楽しめる「近江羽衣抄」など、楽しい合奏を、ぜひ、お聴きください。
*** お楽しみ・近刊紹介 ***
邦楽舞踊組曲 近江羽衣抄
作詞 前原和比古 作曲 野村祐子
(羽衣伝説のあらすじ)
『天女が湖のほとりの柳の枝に羽衣をかけ、舞い遊んでいると、漁師が羽衣を隠してしまった。天に帰れなくなった天女は、泣く泣く漁師と夫婦になり、地上で暮らして子どもが生まれた。天女は、子守唄から羽衣を見つけ出し、天へ帰っていった。』
「近江羽衣抄」は、滋賀県に伝えられるこの民話を、歌と箏・十七絃、地歌三絃、尺八、語りによる組曲に構成し、舞踊で彩る舞台演出を意図した作品です。
滋賀県・公益財団法人滋賀県文化振興事業団の主催による、「長栄座」事業のために作曲し、平成26年11月9日、滋賀県立文化産業交流会館イベントホール内特設舞台「長栄座」にて初演しました。(2014年6月作曲)
物語の情景を次の10曲に作曲していますが、➇羽衣を取り返した天女の喜びの舞は、「天女の舞」として既に楽譜が出版されていますので、あとの9作品を1冊に編纂しております。
① 琵琶湖を心地よく吹き抜ける風
② 湖の美しい風景に舞い降りる天女
③ 湖に遊ぶ天女
④ 漁師が浜辺へ
⑤ 天の羽衣を見つける漁師
⑥ 夫婦の日々
⑦ 子守唄
➇ 羽衣を取り返した天女の喜びの舞(「天女の舞」として発刊済)
⑨ 浜辺に佇む漁師の姿
⑩ 天の国の舞
- 2016.04.08