編集後記 ~うたまくら339号より - 正絃社

編集後記 ~うたまくら339号より

編集後記

〇野村峰山率いる峰山会は、6月18日、名古屋能楽堂稽古室での「お浚い会」にて、各会員の一人吹きで、都山流尺八本曲「朝の海」「木枯」「寒月」「峰の月」「慷月調」ほか、現代曲「ラスコーの壁画」「静寂」「郷音」、絃方との合奏で「篝火」「旅路」「五段砧」「枯山水」が演奏されました。

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終演後、一同安堵の顔で

 

〇6月21日「淡海箏の会」(加賀井弘美社中)では、加賀井邸にてコンサートを開催。加賀井先生のご挨拶から始まり、家元、峰山、幹人の演奏に加えて地元尺八メンバーとの共演を間近に鑑賞いただきました。

演奏終了後には、「淡海箏の会」会員から加賀井先生ご夫妻へのサプライズで、ご主人の協力あっての長年の活動と長寿を祝うプレゼントが披露されました。ご家族の応援に感謝し、「淡海箏の会」のますますのご活躍と発展をお祈りいたします。

 

〇7月24日福山市リーデンローズホールにては、3年ぶりに「全国小中学生箏曲コンクール」がナマ演奏で開催され、砂崎知子、米川敏子、深海さとみ各氏と野村祐子の4名の審査員により審査が行われました。昨年の同コンクールは映像審査のため、「ナマの演奏で聴きたいね。」との思い。今年ようやく実演での再開に、感染防止対策で関係者のみの淋しい客席でしたが、ナマの舞台演奏の喜びもひとしお。参加者は、また来年の再会を願って去っていきました。

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審査員右より深海さとみ、砂崎知子、野村祐子、米川敏子各氏

 

〇7月30・31日滋賀県長栄座公演、3部構成による公演「長栄座伝承会(でんしょうえ) 『むすひ』〜東西を結び、刻(とき)を結び、乾坤(あめつち)を結ぶ〜」は感染防止対策のもと新作「まいばらはつ」を民謡歌手成世昌平さん、尺八・川崎貴久さん、彦根児童合唱団とともに「しゅはり」実演家養成所修了生メンバーの団結により無事演奏し、好評をいただきました。詳しくは会場HPの制作日記をご覧ください。

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滋賀県立文化産業交流会館 

 

〇5月、刈谷市総合文化センター「春の宴コンサート~人と人を繋ぐ音楽~コロナのなかでお喋り厳禁の楽屋裏の一コマ。早く平常の開催になってほしいものです。

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岩瀬社中

 

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守山教室

○うたまくら次号の発行予定は令和5年1月の新年号です。皆様からのお便りをお待ちしております。正絃社HPまたはメールをご利用ください。お問い合わせは事務局まで。

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