幹部会便り ~うたまくら348号より
幹部会便り
2025年を迎えて 野崎 緑
野崎先生
あけましておめでとうございます。
2025年は正絃社 創立60周年の年。私は正絃社の曲が好きです。 それは、いつも一曲を弾き終えるとなんだか明るい前向きな気持ちになれるからです。さらに、皆で一つの目標に向かってお稽古を重ね、成功した時の達成感はまた格別です。 そんな経験をこの60年間に何度、体験させて頂いたことでしょう。ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです。
半世紀以上の永いお付き合いですが、今だに 飽きること無く、新たな目標、新たな舞台に向かってワクワクの場を作ってくださっている、家元祐子先生や哲子先生、倫子先生に頭が下がります。
初代家元正峰先生と秀子先生の思いを引き継ぎながらもさらに新しい息吹きを吹き込み、 私たち門下生を楽しませて下さり、有難いです。
今年は、新しくなった御園座での創立60周年記念公演、どんな舞台になるのか楽しみです。
1月5日の初えびすコンサートや、12日のマリオットアソシアホテルでの新年会、御園座へ向けて腕を磨く研修会で皆様の笑顔とお会い出来るのを楽しみにしています。
今年も皆様とともにチャレンジ出来る一年で ありますよう祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。
(幹部会長)
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関東支部便り 藤井清美
新年おめでとうございます。
関東支部の活動を振り返りますと、昨年4月には日本三曲協会春季定期演奏会が開催され、本部、東北はじめ各地から上京いただき、初めてのイイノホールで初代家元野村正峰先生作曲の名作「美吉野」を演奏することができました。尺八には野村峰山先生を中心に関東尺八倶楽部の皆様の応援で心強い舞台です。
この演奏会に先駆けて3月に行った研修会の成果が発揮されたと思います。
秋の都山流尺八多摩幹部会の演奏会では野村正峰先生の「秋の讃歌」と野村祐子先生の「古都絢爛」を演奏しました。
そして一年の終わりも近づいた12月1日、哲子先生、名古屋から駆け付けた倫子先生、幹人先生を交えて、麻布区民センターにて関東支部研修会を行いました。尺八倶楽部の皆様とともに「胡笳の歌」「たまゆら」「砂丘の詩」を合奏し、チームワーク力のアップに努めました。
尺八と合奏の研修会
今年は正絃社創立60周年記念公演を目指して研修し、正絃社作品をもっと広めていきたいと思います。
(幹部会関東支部長)
前列右・藤井清美さんと役員の皆さん
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東北支部便り 佐々木 きわ子
東北支部では、昨年3月、初の試みに塩釜駅からほど近い「グランドパレス塩釜」にて、研修発表としてロビーコンサートを開催しました。
前日9日に同会場の研修室でリハーサルを行い、夜は懇親会で士気を高め、親睦を深めました。研修の場ではありますが、演奏を会員だけでなく一般のお客様にも聴いていただくことがき、久しぶりの緊張感の中での演奏で研修会にふさわしい会になりました。このような場は、皆が同じ目標を持って集まることで、気持ちも通じ合い、一層の練習の励みとなりました。
一方、毎年開催していた合宿は、コロナ禍のため、2019年を最後に途絶えていましたが、7月14・15日(日・月祝)の二日間、5年振りに開催することができました。野村峰山先生の慶事も重なり、祝賀の食事会で久しぶりに皆様の元気なお姿を見られて嬉しく、また改めて合奏の楽しさを実感しました。
秋の研修会は連休の11月23・24日(土・日) 宮城野障害者福祉センターにての個人レッスン。連休で行事の多い時期でもあり、また個別の研修のため参加人数が少ない研修会となりましたが、充実したお稽古ができ和気藹々と終了しました。
箏を通じて結ばれたご縁、この楽しい雰囲気を一人でも多くの会員に共有していただき、参加者が増えればと願っております。今年の行事にも、ぜひ、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(幹部会東北副支部長)
右から2番め佐々木きわ子さん(中央は山登松和先生)
・2025年度東北支部役員
支部長 唐橋セツ子
副支部長 佐々木きわ子
書記 竹内祥子 渡辺寛美
会計 藤本綾子 古川靖子
会計監査 大森幾久子
- 2025.02.28