幹部会便り・編集後記　～うたまくら349号より

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新年会を終えて  野崎　緑　

　幹部会本部では、昨年に引き続き、名古屋駅マリオットアソシアホテルにて新年会を開催することができました。
　教授会、永年開軒表彰、昇格者免状授与式、幹部会総会を短時間で進めたのちは、楽しい懇親パーティ。野村峰山先生の乾杯に始まり、昇格の方々や各地からのご参加の会員を紹介したのちは、秀子先生と歴代幹部会長の鷲津紀子先生、津田眞知子先生と私のトークショー。知られざる正絃社の懐かしのエピソードが展開しました。
　昨年は、コロナ禍のためにのびのびになっていた私の教室の50周年メモリアルコンサートを無事に終えることができましたが、今年は正絃社の60周年、御園座での記念公演にワクワクいたします。多くのゲストの先生方をお迎えし、華やかな舞台になること間違いなし。皆さんで盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

２０２５年度本部役員
会　長　　野崎　緑
副会長　　伊藤洋子　　鈴川悦代（兼書記）
書　記　　荒木美子
会　計　　石原未祐己　篠原由紀美
幹　事　　山田明美　　佐藤美代子　松浦直子
　　　　　佐野亜子　　水野優子　
会計監査　小島君代　　大澤みどり

 

総会

 

 

昇格者と師匠

 

祝賀演奏

 

座談会（左より野崎、秀子、鷲津、津田各師）

 

盛り上がる皆さん

 

記念写真も楽しく

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東北支部　春の研修会　　　 唐 橋 セ ツ 子

　３月９日、今年度最初の研修会です。お家元祐子先生、哲子先生をお迎えして仙台市で開催しました。
大雪の影響が一段落し、ほっとしたところに　新幹線のトラブル。そのため数名欠席となりましたが、33名の方に参加いただきました。
　会場は、小野寺ルミさんのご尽力で、明るくきれいな介護施設をお借りでき、研修会終了後には、その施設の利用者さんに向けての鑑賞会も企画しました。
朝の受付の際には、お家元からご自身連載の
　「Let`s Enjoy 箏」の掲載されている邦楽ジャーナルを参加者全員にプレゼントしていただきました。先生のご活躍を皆、我がことのように嬉しく思っております。
　開講式では、お家元のご挨拶に続き尺八の先生方の紹介。そして簡素ですがお免状授与式を執り行い、中伝、助教、准師範昇格の皆さんへのお家元手ずからのお免状授与に、感動もひとしおだったことでしょう。

 

尺八の先生方

 

お免状授与の皆さん

　さて、研修曲はまず「遥かなりみちのく路」合奏と別室での三絃二重奏曲「春景八章」。
　「遥かなりみちのく路」は、今秋の創立60周年記念公演での演奏予定曲です。強弱表現、気持ちの込め方、歌と楽器の音量のバランスなど、　細かなご指導をいただきました。曲の最後の部分は「とにかく寒い、凍えるほどに冷たい東北の冬の寒さを音に出して」というご指導に、東北人として実際に体験している感じをどう表現できるか、皆さん考えたことと思います。公演まで感情のこもった演奏に近づけるよう宿題をいただきました。

 

「遥かなりみちのく路」合奏研修

　昼食後は祐子先生と哲子先生での「春景八章」を聞かせていただきました。〝お二人の素晴らしい演奏が聴ける〟研修会に参加した人の特典ですね。
　午後からは「こどものための嬉遊曲」です。この曲と「想い出のわらべうた」を施設利用者さんのための鑑賞会で聞いていただくので、短い時間でしたが集中して練習しました。
　そしていよいよ鑑賞会。やな田真子前支部長さんが、とても上手に利用者さんの気持ちをほぐしてくださり、手拍子を打ち、笑顔があふれる鑑賞会となりました。なんとアンコールの声までかかり、お家元が急遽「さくら幻想」を弾いてくださいました。私たちにとっても今日二つ目の特典です。

 

鑑賞会「想い出のわらべうた」

　お忙しいスケジュールを調整して指導してくださる家元祐子先生、哲子先生に心から感謝いたします。会員の皆様には、このような機会にぜひとも個人レッスンを合わせて受けていただくことをお勧めいたします。
そして９月の60周年記念公演には、東北の心を演奏しましょう。演奏会の後には、ちょっと足を延ばしてお伊勢参りでもいかがでしょうか。
　今年の東北支部の行事は、次の研修会ご案内の通りです。介護複合施設Care N (仮)にて予定しております。

 

新役員の皆さん

　役員が改選となりましたので、新役員一同で皆様を支部行事へお誘いし、お休みされている会員の方々へもお声かけなど、積極的に進めていきたく思っております。
　皆さん、大勢で合奏する楽しさを、また味わいましょう。

(東北支部長)

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編集後記

〇今年の邦楽ジャーナル１月号から野村祐子による「Ｌｅｔ‘ｓＥｎｊｏｙ 箏」の連載が始まりました。解りやすいと好評です。バックナンバーもありますのでぜひご一読ください。

〇うたまくら次号の発行予定は令和７年７月の盛夏号です。皆様からのお便りをお待ちしております。正絃社ＨＰまたはメールをご利用ください。お問い合わせは事務局まで。

2025.05.28