各地の活躍 ~うたまくら353号より
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都山流愛知県支部初吹き会
令和8年3月1日、名古屋市内の長円寺会館では、都山流愛知県支部恒例の新年初吹き会が行われました。箏の社中は毎年、県支部との交流のあるグループの持ち回りで、今回は正絃社の当番でした。曲は古典から「磯千鳥」、正絃社曲からは「令和福寿楽」「古都絢爛」の3曲。
眞野幾山支部長のご挨拶に続いて、野村祐子家元による曲の解説、加藤条山先生による尺八のご指導で、絃方は正絃社合奏団が担当し、尺八は交代での合奏で充実した練習ができました。
「磯千鳥」
解説をする家元
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邦楽専門実演家養成事業を受講して 廣 部 亜 紀
米原の文化産業交流会館での邦楽専門実演家養成事業は、一度参加すれば、毎年参加したくなるほど魅力的な事業です。家族に協力してもらい、3年ぶりに参加させて頂きました。
今回学ばせていただいた曲は、正絃社の皆様には親しみの深い「美吉野」、それと滋賀県民な ら誰もが知っているであろう「琵琶湖周航の歌」(この養成事業のために野村祐子先生が去年編曲されたもの)でした。
コサージュを揃えて「琵琶湖周航の歌」
さて、「美吉野」ですが、曲は勿論存じてはおりますが、全くの不勉強でした。解説を読んでも馴染みのない人物名がちらほら。そんな状態のスタートです。
野村正峰先生がどのような時代に、どのような気持ちで解説に登場する人物に思いを馳せられのか。この音は、メロディーはその物語をどう表現されているのか。恥ずかしながら太平記など読んだことがなかったので人物の名前すら正確に読めませんでした。
しかし、調べ始めてみると流石、大勢に愛され今に続く古典。その魅力的な物語はここに表現されているのではないか、ここはこんなシーンだろうかと考えるのがとても楽しく…、けれどもクラスでの話し合いが足りませんでした。個人的な解釈はアンサンブルではありません。話し合えばもっと違った演奏になったのではないかと悔やまれます。
アンサンブルコースメンバー(中央が廣部亜紀さん)
ところで、この曲は長い曲だといろいろな方がおっしゃいました。そうかな、と思って練習していましたが、舞台に乗って実感しました。
長い。
練習の時に集中していなかった筈はないのですが、舞台上で弾くたびクタクタになりました。長いけれども変化に富んだ、物語性の非常に強い、とても素敵な曲でした。大好きな曲になりましたので、家でも母や周りに協力してもらい演奏したいです。
「美吉野」練習風景
「琵琶湖周航の歌」滋賀県民にはこれ程馴染みのある曲はありません。祐子先生は「速さはお客さんが歌っていてちょうど良いくらい」とおっしゃいました。馴染みのある曲だからこそ普段歌う感じの速さで。本番の速度はちょうど良かったのだと思います。お客さん達が歌いだしました。嬉しかったです。しかしこの観客の反応を受けて、更に演奏を変化させられれば良かった、というご指摘をいただきました。次こそは頑張ります。
他のクラスの練習も見学もさせて頂きました。実演家養成事業という名にふさわしい演奏をされていて圧倒されます。しかし、先生方は更に上を目指しご指導されます。養成事業の全てが勉強になります。素晴らしい時間が流れていました。
7年前、初めての養成事業に参加した時、書いた文を読み返すと、今に活かせていることが書いてありました。僅かながら、成長を感じました。これからも学んでいきたいと思います。
(長浜市・二宮典子門下・准師範)
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愛媛県三曲協会にて家元曲講習
愛媛県三曲協会では、令和8年1⽉25⽇、松⼭市⺠会館⼩ホールにて、第33回 三曲公開講座【野村祐子 講習会】が行われ、家元、野村哲子補佐、野村峰山が講師に招かれました。
「令和福寿楽」「古都絢爛」の2曲を指導し、鑑賞曲として「胡笳の歌」を演奏。
「令和福寿楽」は、今年の協会定期演奏会での合同曲として演奏されるとのことでした。
前日には、協会役員の皆様との会食で交流を深め、邦楽界のみならず広い話題に盛り上がりました。愛媛県三曲協会の活発な活動の様子に刺激を受け、今後ますますの邦楽の普及発展を願って帰名しました。
愛媛県三曲協会役員の皆様とともに
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熱田新春コンサート盛会に終了
新年早々の1月10日、名古屋市熱田文化小劇場では、午前11時、午後2時30分の2回の新春コンサートが開催され、正絃社から約30名が出演しました。
オープニング曲には、長寿安泰を願って「編曲長唄老松」(改訂版)、続いての「飛騨の里」(野村峰山作曲)では家元がこの曲に纏わる飛騨の民話を紹介しました。3曲目、ジュニアによる「ふるさとの風」(野村祐子編曲)は暗譜で演奏さすが若いパワーの舞台です。
オープニング「編曲長唄老松」
暗譜演奏の「ふるさとの風」
休憩をはさんで後半は、「飛翔」は昨夏の芝居に触発された野村祐子新作。そして、新年定番の曲「春の海」(宮城道雄作曲)を家元夫妻のデュエット。終曲は「美吉野」(野村正峰作曲)で締めくくりました。フィナーレは出演者全員が舞台に並んで賑やかな顔ぶれ。また来年の新春コンサートでお会いすることを楽しみにお別れしました。
華やかなジュニアの皆さん
フィナーレは一本絞めで
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関西邦楽作曲家協会作品発表会にて「緑玉石の雫」演奏 野 崎 緑
新年会にて中央・野崎緑さん
12月恒例の関西邦楽作曲家協会作品発表会に、昨年もまた出演してきました。
毎回この発表会には、倫子先生が率いる大阪メンバーに名古屋から合流して出演させていただくのですが、今回はことに、演奏曲の「緑玉石の雫」は、私の教室50周年メモリアルコンサート(コロナ禍のために延期して開催)のために野村祐子先生が作曲してくださった曲です。何をおいても駆け付けなくてはとの思いで大阪へまいりました。
「緑玉石の雫」
ところが今回は、同日に倫子先生、幹人先生が山口県でのコンサートに出演されるとのことで出演叶わず心細いことでしたが、演奏を盛り上げるべくいつものメンバーでテンションアップ。
尺八には滋賀県邦楽専門実演家養成事業での祐子先生のアンサンブルコースで尺八を演奏されている川崎貴久先生、尺八の音色も素晴らしいイケメンです。
曲名のエメラルドに因んで、衣装は中心から次第に輝きが広がっていく配色となるよう、濃いブルーからシルバーに至る4色のブラウスを工夫しました。
4色のブラウスで並んで
祐子先生の第1箏独奏は言うまでもなく、不肖私の第2箏独奏に加えて、娘の佐野亜子が十七絃独奏を担当。祐子先生のイメージの「緑玉石の雫」が生まれたことでしょうか…
ただひとつ残念なことは、ご一緒に演奏した嵐敦子大師範が2月、交通事故で亡くなられたことです。地元兵庫県で活発にコンサートを開催されていることをお聞きし、お互いに励まし合って、いつかお伺いしてみたいと思っていましたが見果てぬ夢となりました。心よりご冥福をお祈りいたします。
関西邦楽作曲家協会作品発表会にはまた今年も行きたいと思いますので、大阪の皆様のお仲間に入れてください。
また正絃社幹部会では会長を6年務めさせていただきましたが、今年の新年総会にて伊藤洋子大師範にバトンタッチいたしました。会長職からは離れますが、変わらず活動していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(前幹部会長)
- 2026.06.05



