~八千代獅子に寄せて~ 千代の華 - 正絃社

~八千代獅子に寄せて~ 千代の華

【2016年5月 作詞 舞林紋呂 作曲 野村祐子】

 *第31回国民文化祭・あいち2016 邦楽の祭典~愛知から未来へ響く伝統の調べ  オープニング記念作品 

 神社に置かれる「獅子」は、魔除けや瑞祥の象徴で百獣の王ライオンを象ったものですが、獅子舞などの題材を取り入れた舞踊、音曲は慶事の演奏に喜ばれ、「獅子」の名がつけられた曲を「獅子物」と呼んでいます。
 この曲は、祝儀曲で代表的な「八千代獅子」に寄せて作詞された現代版の三絃地歌「千代の華」を主軸に、箏・十七絃・尺八を加えて華やかな合奏曲としたものです。「獅子物」にあやかり、「八千代獅子」「吾妻獅子」「越後獅子」の旋律の片鱗を随所に散りばめ、艶やかな高音箏のソロが合奏群を彩ります。
 後歌の文頭5行には、祝意を表す趣向を凝らし、お・め・で・と・うを詠い込んでいます。

 

編成 箏高低2部・十七絃・三絃・尺八・歌

 

 

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