白銀の神殿
【野村幹人作曲】
空に広がる雲海、その中にそびえ立つ白銀の神殿は、まるで宙に浮かぶように荘厳な姿を見せる。神殿の偉容を覆い隠すようにふんわりと優しく雪は降り積もり、ときに冷たい空気を運ぶ風が強く吹きすさぶ。神殿を見上げる人々の目は畏敬に満ち、一方、子どもたちは無邪気に氷の彫刻やかまくらを作って遊ぶ。天空のかなたに浮かぶ神殿は、人々の道を静かに見守っている。
「蒼き神殿」「深緑の神殿」に続き、白銀に輝く神殿を想像して箏・十七絃・尺八四重奏曲にまとめたシリーズ3作目。
編成 箏高低2部・十七絃・尺八