きらめく湖(うみ)から - 正絃社

きらめく湖(うみ)から

【2014年12月 作曲 野村祐子】

 *第39回全国高等学校総合文化祭(2015 滋賀 びわこ総文)日本音楽部門委嘱作品

 平成27年、滋賀県立芸術劇場・びわ湖ホールにて開催される表記大会日本音楽部門オープニングでの、高等学校箏曲部滋賀県合同チーム「近江箏おもてなし隊」の演奏のために作曲されたもので、曲名は大会テーマ《翔び立とう 創造の翼で きらめく湖から》に因んでいます。全国から滋賀県に集う若人を歓迎し、滋賀県ならではの魅力を伝え、チームワークを発揮できる合奏曲を目指した作品です。
 満々と水を湛える琵琶湖の静かな夜明けとともに動き出す生き物たち。人々も日々の活動に勤しみ街は活気づく。湖に祀られた神々の雅びの調べは、風にのり湖に響きわたる。いつしか湖面が騒めき、激しい波と風に様変わりする湖。嵐が去り、穏やかな様相を取り戻した湖に、人々も喜びの祈りを捧げる。我が故郷への想いは琵琶湖周航の歌、近江人が口ずさむメロディを終曲に、琵琶湖に遊ぶ一日を、オムニバス的に描いた作品です。

編成 箏高低2部・十七絃・三絃・尺八

 

 

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