【1975年 野村正峰作曲】
1975年元旦の和歌山テレビ放映のため作曲したものです。
「南の空から笑い初む…」と、古典の「松竹梅」に歌われたように、 薄明の元旦は、厳粛な低音をきかした尺八のソロ、十七絃の重厚な低音で明けます。 そして初清水が湧き出るような清冽な箏のトレモロから、初詣で、子供たちの遊び、 獅子舞などの純日本調の正月の風物詩を展開してゆきます。