トピックス - 正絃社

幹部会便り・お知らせ ~うたまくら340号より

幹部会便り

2023年よき年を願って    幹部会長 野 崎 緑

新年おめでとうございます。
 コロナ禍ですべての行事が取りやめになった2020年、無為な日々が続きました。
 ビクビクしながらもオリンピックが開催された2021年、厳しい感染対策のなかで限られた研修会(関東)、人数を絞った「春の宴コンサート」「合奏を楽しむ会」(本部)が開催できました。
 何か始めなければ前に進まない、と勇気を出した2022年、「春の宴コンサート」(刈谷市総合文化センター)、釣谷真弓先生の講演会「なんてったって邦楽」、「やっとかめ和洋共演コンサート」(名古屋市文化振興事業団主催)、日本三曲協会名流演奏会(国立劇場)、関西邦楽作曲家作品発表会などへの出演、幹部会行事では「合奏を楽しむ会」が開催できました。最大のトピックスは野村峰山先生が人間国宝に認定され、記念祝賀会が行われました。

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やっとかめ文化祭和洋共演コンサート

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峰山先生の国宝認定祝賀会ご挨拶


 そして今年は、三年ぶりに新年会を開催いたしますが、無理のない範囲の人数で執り行い、初心に返って会員どうしの結束を確認しあい、今年を乗り切りたいと考えています。
『笑う門には福来たり』で、アマチュアチャンピオンの落語家さんをお招きし、新年の初笑いをいたしましょう。人間国宝に認定された峰山先生と祐子先生の祝賀演奏もお楽しみに。
今年の活動予定としては、日本三曲協会名流演奏会(国立劇場)への出演、関東支部での合奏研修会、東北正絃社では野村峰山先生をお迎えして研修会とミニコンサートの計画が進められています。このほか対外的な行事にも積極的に参加して、邦楽界を盛り上げていきたいと思います。皆さま、まずは健康第一に、仲良くお箏に向かい、楽しい一年を過ごしましょう! 

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「合奏を楽しむ会」に参加して  市田 和恵

ようやく参加できました‼
 何度も繰り返すコロナの波に、すっかり県外へ出かけるタイミングを失っていたこの2年半でしたが「行動制限を伴わないお盆」に勇気を得て、幹部会主催の「合奏を楽しむ会」に参加させていただきました。
 名古屋へ向かう高速バスは運転手2人に乗客2人…、と信じられない状況でしたが、片道約4時間、56本のトンネルを抜けるたびに強くなる日差しに背中を押されて、気持ちはドキドキ、ウキウキ、ワクワク‼
会場に到着すると皆さんが、
「遠いところ、ようこそ。」
「よく来たね。」
と、次々にお声がけくださり、祐子先生や倫子先生、そして秀子先生のお顔を拝見し、胸がいっぱいになりました。
 はからずも祐子先生の真ん前の席になり、アワアワっとなりましたが、間近で祐子先生の演奏を拝見、拝聴でき、感動もひとしおでした。
 講習会に参加するたびに、いつも感じることですが、これまで特別な思いを持っていなかった曲でも、祐子先生からご指導いただくと、とたんにその曲が大好きになります。想像の及ばない作曲者の意図を知り、間違った解釈や演奏方法がアップデートされ、理解がぐっと深まり、大切な曲になります。
 講習会が終了し、会場を出るときには「令和福寿楽」のファンファーレに元気をもらい、マーチの個所を心の中で歌いながら、行進するような気持ちで地下鉄に乗りました。
 帰路では、頭の中で「蓬莱島縁起」や「令和福寿楽」の曲がぐるぐるリピート。中秋の名月の翌日、十六夜の月と追いかけっこをしながら、心地よい疲労感と満足感に包まれた家路でした。
 さぁ、私の県外移動の自粛はもう解禁‼
 これからは、お稽古や幹部会の企画に積極的に参加して楽しみたいと思います。
 そこには、一人で勉強していては決して得ることのできない多くの学びと、お箏で繋がった素晴らしい先輩方や仲間との出会いがあります。
 コロナ過、少人数での午前・午後の2回開催に加え、検温や消毒、換気など万全のご準備をいただき、この実りある時間をご用意くださった皆様に、心から感謝申し上げます。
 本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

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