国際尺八フェスティバル㏌プラハ2017~うたまくら319号より
国際尺八フェスティバル㏌プラハ2017
プラハ(チェコ)にてのヨーロッパ尺八協会(ESS)による右記イベントでは、ヨーロッパで最も古い音楽学校で最高の音楽教育機関として知られる「プラハ音楽アカデミー」を主会場として、野村峰山をメインゲストとするコンサート、ワークショップが9月14~18日、開催されました。
フェスティバルのポスター
フェスティバルには、野村峰山のほか、日本からの尺八家・元永拓、小濱明人、磯玄明各氏と、現地在住の大迫晴山氏が参加。
4日間連続開催されたコンサートでは、山本邦山作曲「甲乙」、都山流本曲「慷月調」「竹」「風動」などの名曲をはじめ、現地で合流した山田流箏曲家・久本桂子氏(祖父は「飛躍」など数々の作曲でご高名な久本玄智氏)との「萌春」や、現地作曲家Jon Rosner 氏による新作も試みられ、野村峰山作曲「虚無僧Children」などプログラムは幅広く選曲がなされました。
「竹」
「風動」
「萌春」
新作発表の作者と
日本の尺八の音色にすっかり惹き込まれた観客の鳴りやまない拍手、スタンディングオベーションに現地スタッフの指示で、野村峰山は都山流本曲「木枯」をアンコール演奏。
マスタークラスのワークショップや学生発表会など、海外での日本文化・尺八への関心の高さを肌で感じたと野村峰山の感想でした。
マスタークラス発表会
- 2017.11.29