トピックス - 正絃社

幹部会便り・お知らせ ~うたまくら344号より

幹部会便り

新年のご挨拶  幹部会長 野 崎 緑

新年あけましておめでとうございます。
 2023年は1月5日、熱田初えびすコンサートに始まり、1月8日、本部新年会。満を持して本部活動が活発になり、正絃社事業協力で4月30日、日本三曲協会春季演奏会(国立大劇場)、10月7日、日本三曲協会秋季演奏会(国立小劇場)、10月15日には石川県国民文化祭に参加いたしました。
 国民文化祭でのことです。 石川県三曲連盟の最終曲が、なんと、祐子家元作曲の「古都絢爛」で、十七絃ソロを今、箏曲界で話題のゲスト、LEOさんが演奏、 彼にしかできない音の雰囲気で「アートだ❗」と思いました。たくさんある正絃社の曲を、もっともっと多くの方たちにご紹介し、多くの方たちに演奏していただきたいと強く思いました。
 舞台に向かって行く時は、わくわくドキドキ、何回かのリハーサルを重ね、出演者全員の心が一つになった時、感動や達成感が生まれます。 それを体感できるのが正絃社なんだと思っています 。そして、令和6年は、あのマリオットアソシアホテルとご縁をいただき幹部会新年会 総会と懇親会開催の運びとなりました。
 新年早々に祐子家元と人間国宝・峰山先生との演奏に酔いしれていただき 〝美味しいお料理と豪華な雰囲気の中、懐かしい芸友たちとの楽しい語らい〟 そして「締め」は、私のモットーであります「笑う門には福来る」。社会人落語 チャンピオンの南遊亭栄歌師匠の落語の一席で大いに笑っていただき、新しい年に向かって皆さんと共に羽ばたいていけることを祈念しております。

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正絃社幹部会関東支部合奏研修会と日本三曲協会定期公演
秋季三曲名流演奏会に参加して       稲 熊 敦 子

 令和5年10月1日、関東支部合奏研修会が品川健康センターで行われました。
 研修曲は「秋の歳時記」と国立劇場で演奏する「組曲きたぐに」の二曲です。「秋の歳時記」には私は三絃で参加しました。お隣で弾かれる野村哲子先生の音をしっかりと聴きながら楽しく合奏に参加できました。

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 左端・三絃を研修する稲熊さん

 「きたぐに」の合奏では、野村祐子先生からたくさんご指導や曲についてのお話をいただき勉強になりました。ご指導くださる祐子先生は笑顔で明るいご様子なので、研修会はとても和やかな雰囲気で終始しました。
 5日後の10月6日は武蔵小山駅近くの小山台会館にて、国立劇場で演奏する「きたぐに」のリハーサルに参加しました。この日は祐子先生、哲子先生、名古屋、東北、関東からのご出演の先生方、さらに野村峰山先生はじめとする尺八の先生方が初めて一堂に会することになります。準備から皆で協力し、演奏では琴柱を動かすタイミングや順番など、細かな確認もしました。暗譜で緊張しましたが先生方と少しずつ顔見知りになってお話しできるようになり、とてもうれしく思いました。
 秋晴れとなった翌10月7日、東京千代田区の国立劇場小劇場において、日本三曲協会「秋季三曲名流演奏会」が開催されました。
35社中の出演で正絃社の「きたぐに」は8番目です。楽屋、廊下は出演者、関係者の方々で大変に混雑しておりましたが、静かに整然と準備なさっている様子でした。当日はリハーサルができないので不安でしたが、哲子先生、倫子先生はじめ諸先生方の明るい笑顔を見て、落ち着くことができたように思います。

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国立劇場を背景に勢揃い


 舞台袖から回り舞台に乗ると、幕が開くまではあっという間でした。手元ばかりを必死に見てしまいましたが、「練習を思い出そう、大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせながら最後まで弾きました。
 演奏終了後、片付け等を済ませて会場客席でいくつかの演奏を聴くことができました。様々な社中の演奏を聴くことは大変勉強になりました。帰宅後、聴きに来てくれた娘たちからは、「正絃社の演奏は冷たい風が吹いてくるようでとても迫力がありました。お着物(色無地)の色のグラデーションも美しかったです。」
との感想を聞くことができました。
 目黒教室でのお稽古、そして今回のような研修会や演奏会に参加することは、私にとって大切な学びの場になります。このような機会を与えて下さる正絃社の皆様に心より感謝申し上げます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。    (千葉市・直門・助教)

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