【337号】うたまくら 感謝と信頼と希望 - 正絃社

【337号】うたまくら 感謝と信頼と希望

感謝と信頼と希望       野村 祐子

 このたび米原市の滋賀県立文化産業交流会館では、「長栄座」公演、「邦楽専門実演家養成事業」などによる地域への長年の伝統文化の普及・振興の成果が認められ「令和3年度地域創造大賞(総務大臣賞)」を受賞されました。心よりお祝い申し上げます。
 振り返れば、この養成事業の指導に私も関わらせていただくこと10年、ことにこのコロナ禍のなかでのお稽古は感染防止対策に注意しながらも、長栄座公演、養成所演奏会への出演を果たすことができ、ご関係の皆様のご労苦お力添えに感謝いたします。

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新春熱田初えびすコンサートにて

ところで会館へは新幹線で通っておりますが米原駅で気をひく看板広告を見つけました。


「過去には感謝 現在には信頼 未来には希望」

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 車窓の風景で話題になる建物や広告はよくありますが、最近、米原駅のこの広告看板を頷きながら眺めておりました。
 これまでにお世話になった方々への感謝、そして周りの皆様から信頼されるよう、自分の行いを見直し、コロナからの回復の未来へ希望を持って進むこと。改めて、今の自分に向っての助言のように感じて帰ってまいりました。
 まだまだコロナ禍のために中止延期の行事が多く意気消沈の日々が続いていますが、ウクライナでは恐ろしい戦争も・・・。
平和の中で生活できる私たちは、感謝と信頼と希望を心におき、穏やかな毎日を大切にして過ごしたいと思います。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。

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