うたまくら - 正絃社

【316号】うたまくら 各地の活躍

各地の活躍


第31回国民文化祭・あいち2016
 邦楽の祭典 愛故知新 
  ~愛知から未来へ響く伝統の調べ
 
 好天に恵まれた昨年11月3日、正絃社「春の公演」でお馴染みの日本特殊陶業市民会館ビレッジホールでは、芸能解説で知られる葛西聖司さんのプログラム進行により、国民文化祭「邦楽の祭典」が開催されました。

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北は青森県から西は広島県、海を越えた四国から約六百名が参集し、新曲「千代の華」に始まるオープニング

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オープニングは「千代の華」初演

 中盤にはゲストの水野利彦・野村峰山両氏との共演、名古屋三曲連盟による「菊花繚乱」のフィナーレまで25曲の上演で、五時間半にも及ぶ大会となりました。

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水野利彦先生をゲストに

 曲の合間には、国民文化祭あいち2016の総合プロデューサーで名古屋三曲連盟理事長の安田文吉先生、愛知県側から大村秀章知事、文化庁の所轄からは三浦幹生様がご挨拶され、次回開催地の奈良県出演者の目前で引継式が行われて、愛知県での「邦楽の祭典」は無事、幕を閉じました。
回り舞台を駆使したスピーディな舞台転換や演出に、全国の邦楽人も驚きの表情。正絃社の受付・誘導スタッフの働きのかいもあって、出演者受付から楽屋への道案内、楽屋から舞台への移動もスムーズに、舞台転換には中部和楽器組合青年部が大活躍、多くの皆様が蔭になって公演を支えてくださいました。
「邦楽の祭典」に関わった多くの皆様のご協力に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。

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芝居小屋「長栄座」公演
  祈願~慈愛の歌~ 歓喜~喜びの唄~
    イベントホール内特設舞台「長栄座」


 第一部 真言声明 梅花流御詠歌 ミサ曲
 第二部 狂言風邦楽ミュージカル
「モグラの婿取り」(家元新作)
○長栄座公演に寄せられたお便りより
タイトルのコンサート、見ていた私の母は「本当に良かったわー!一回きりの舞台ではもったいないわー!」としきりに申しておりました。このような素晴らしい舞台に立てたことを本当に感謝しております。今回は、「作り上げていく」貴重な体験もさせていただき、またこれからのいろいろな活動に生かしていきたいと思っております。(S・Nさん)

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長栄座出演者の皆さん

 いわゆる邦楽の演奏会とは違って、演奏者が「Oh!」と手を上げて声を出したり、手を叩いたりしていたので、聞いている方も、そんなことまでするなんてびっくりしたけれどリラックスして聞けた、と好評でした。 留学生のかたから、狂言の言葉はゆっくりと聞き取りやすい日本語で、内容が理解できて面白かったと言われました。また、「結婚行進曲」など知っているメロディーを日本の楽器の演奏で聞くことが出来て喜ばれました。滋賀県の民話でわかりやすいお話なので、学校での鑑賞にもよいのではと、滋賀県内の小学校や中学校などを巡回して公演してほしいという意見もお聞きしています。
野村先生のお作りになった音楽が話の内容とも合っていて、気楽に楽しめる音楽だったからこそだと思います。 (I・Hさん)

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第46回滋賀県芸術文化祭参加事業
 滋賀県三曲協会設立五十周年記念
  第48回三曲演奏会

 11月20日(日)、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール中ホール(大津市)にて、表題の記念演奏会が開催され、砂崎知子、野村祐子、高畠一郎、川村泰山、野村峰山各氏をゲストに16曲が演奏されました。終曲には協会の五十周年記念委嘱作品「近江夢紀行」(家元新作)が大合奏で発表され、好評を博しました。

shiga滋賀県三曲協会五十周年記念式典での鏡開き

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滋賀県三曲協会五十周年
 記念演奏会を鑑賞して    佐野 亜子

 名古屋以外の三曲大会を見るのは初めてで、どんな感じなのか興味津々でした。
まずプログラムを見て驚いたのは、特別出演の峰山先生、祐子先生による「鳰の海に」(峰山先生作曲)、今回の演奏会の委嘱作品「近江夢紀行」(祐子先生作曲)その他に正峰先生の作品が「こきりこの里」「虫の音の手事」「編曲長唄越後獅子」の三曲。この演奏会全体16曲中、正絃社関連の曲が5曲。
 そういえば、以前に滋賀県の方から「正絃社さんの作品は演奏しやすくて、滋賀県でも大人気なんですよ。」と伺ったのを思い出しました。多くの方から愛されていることを嬉しく思いました。
特別出演の「鳰の海に」お二人の息の合った演奏、素敵な音色は体の細胞の奥深くまで浸透し、印象的でした。
滋賀県邦楽・邦舞専門実演家養成所の先輩方や、いつも助演していただく尺八奏者・武田旺山先生も出演。知っているお名前があると楽しさ倍増です。客席で偶然会えた先輩も「先生の音色、琵琶湖のように綺麗だったね。」と、うっとり。
 また、特別出演の砂崎知子先生、高畠一郎先生の「水の変態」は、本手と替手の手の動きがとてもシンクロしていて、さすがご師弟。
 そして、滋賀県三曲協会設立五十周年記念委嘱作品「近江夢紀行」は、箏20名、三絃17名、十七絃8名、尺八24名に祐子先生と峰山先生が加わり総勢71名。さすがのド迫力の初演でした。序盤ゆったりとした琵琶湖の雄大さを感じ、四季折々な湖の風景、伝統芸能の息づく街、焼き物の里信楽はポンポンたぬき、厳かな伊吹山の神、ヤマトタケルの闘い、琵琶湖周航の歌と曲が進むにつれ、表情が変わり、楽しい曲想でした。
思いがけず客席で秀子先生にお会いして、一緒に鑑賞させて頂きました。素敵な演奏を聴いて高揚して会話が弾み、とても楽しい時間を過ごすことができました。

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平成の世によみがえる
     お初・徳兵衛
  椿説曽根崎心中夢幻譚    栗山美智子

 12月10日、名古屋市芸術創造センターで開催されたコンサートは、琵琶・端唄・箏・三味線・交響楽団・日本舞踊・能と、いろいろな分野の芸能を、歴史をたどりながら鑑賞できて、観客としてはもったいないくらい楽しめたというお話をお客様からうかがいました。
 名古屋市芸術創造センター館長・丹羽功氏、愛知芸術文化協会(ANET)理事長・伊豫田静弘氏がプログラム巻頭で共に述べておられた、複数のジャンルが融合し新しい芸術・文化を目指す「ニューコラボレーション企画」の第一事業が、まさに成功裡に幕を下ろしました。

sonezaki1斬新な曾根崎心中の舞台

第一部 伝統芸能の流れ「奈良から平成へ」
 1薩摩琵琶「壇ノ浦」
 2能「鶴亀」
  仕舞「玉の段」
 3三曲「蓬莱島縁起」
 4端唄「正調名古屋甚句」
 第二部「椿説曽根崎心中夢幻譚」
 私は「蓬莱島縁起」に出演させていただいておりましたので、全部の舞台を観ることは出来ませんでしたが、出番待ちの舞台袖で聞いたセントラル愛知交響楽団・山本雅士氏の司会のお話と穏やかな優しい語りに、深く感動いたしました。
 全体を通して「日本人のDNA」についてお話されていましたが、日本を心底愛してついには日本に帰化した小泉八雲が英訳した、松雄芭蕉の俳句「古池や 蛙とびこむ 水の音」に、彼がfrogにsをつけていたことに触れられ、この俳句で静けさを感じる日本人のDNAと、複数の蛙を想う小泉八雲の感性の違いを、こんなにも解りやすく聞いたのは初めてでした。
 司会者の話が全体の流れのなかに心地よくとけこみ良かったとの言葉は、多くのお客様からもお聞きしました。
 さて「蓬莱島縁起」、花道に端座した琵琶奏者の朗々たる語りとダイナミックで繊細な琵琶の音色が響き渡りますが、舞台はまだ漆黒の闇、紗幕の中。琵琶の音が途絶えた瞬間、前列の十七絃にのみ照明があたり、これから始まる物語の序奏を、静けさから躍動へと奏で高揚感がみなぎる中、紗幕が上がり、初めて舞台全体に明かりが入ると同時に三絃の演奏が始まるという演出。舞台に上がっている人は冷静でいて、客席が興奮するのが一流といいますが、さまざまに繰り出される演出に、舞台上ですっかり興奮している自分を密かに戒めたりしました。

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蓬莱島縁起

 そしてコンサートの表題ともなりました、
「椿説曽根崎心中夢幻譚」
近松門左衛門の原作が人形浄瑠璃で上演されたとき、大阪の人は、
「一遍観てみなはれ、人形が手足動かすだけでお客さんは、涙ぽろぽろ流しますんやで。」
と、文楽の舞台へ誘ったそうですが、さてその日のお初・徳兵衛は?
 今年初めの正絃社新年会で、お客様としておいでいただいた山本雅士氏にお言葉をお願いしましたら、『曽根崎心中』はハッピーエンドにしたいとおっしゃっていましたが・・・。人形が演じても泣かせるような物語を、美しい生身の踊り手の方々はどのように舞われたのか、想像は無限にふくらみます。
 宝塚歌劇を観るように激の言葉を聞きました。
そして誰もが口をそろえて、音楽が素晴らしかった、アレンジが小粋でおしゃれ、演奏が良かったと絶賛でした。演奏にはセントラル愛知交響楽団とともに、オーケストラピットの中ながら正絃社メンバーも出演しておりました。尺八には幹人さんが大活躍、フルートやオーボエなど洋楽器と尺八の音色の聴き比べも興味深いものでした。
めくるめく感動のフィナーレは、想像にかたくありません。

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大拍手の曾根崎心中フィナーレ

 今回、演出・作曲・指揮に加えて司会まで担当された山本雅士氏、愛知芸術文化協会理事長・伊豫田静弘氏の偉大さを、身近に拝見することができたのは法外の喜びでした。
そして、曽根崎心中の演出補も担当された家元祐子先生が、愛知芸術文化協会の副理事長を務めておられることも、初めて知りました。そのつながりがあってこその、貴重な舞台であったことに感謝申し上げます。
10月・トリエンナーレ、11月・国民文化祭、12月・曽根崎心中と続いた激動の一年が、幕を閉じようとしています。
さて来るべき平成29年には、どんな感動が待っているのでしょうか。
(岐阜市・水野あい子門下・大師範)

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オケピに雪が舞い落ちる
 「椿説曾根崎心中夢幻譚」
    ~オーケストラと共演して~  古居 泉

〈オーケストラピット入口〉の表示がある扉を開けると、奈落の複雑な空間が待ち受けていました。まもなく第二部の幕が上がります。狭い通路を抜けて数段の階段を上ると、そこがオーケストラピット。箏の前に座り、少々の手慣らしと調絃のチェック。息を整えてベルを待ちます。オケのメンバーのチューニングが終わり、会場が静寂に包まれ、指揮者が入ってきました。この曲の作曲・演出も担われた指揮者の山本雅士先生が、タクトを振り下ろし「曾根崎心中」の幕が上がりました。

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オケピットでの調絃

yamamoto指揮者の山本雅士先生

 五線譜のパート譜が手渡され、「曾根崎心中」との格闘が始まったのは今年の夏でした。そこには本番までに解決しなくてはならない、数々の課題がありました。頻繁な転調、広い音域、途中に存在する何十小節もの休み、舞台進行と連動するためのきっかけ等々…、課題を一つ一つ乗り越え、調絃と楽譜に工夫を凝らし、迎えた本番。
二人の運命を表すように静かに曲が始まりました。ドラムのきっかけで生玉神社境内の賑わいに放り込まれ、音楽と踊りが絡み合いながら、お初と徳兵衛の運命の歯車が狂い始めます。友人に大事なお金をだまし取られ、進退窮まって心中する二人。通常の曾根崎心中はここで幕となりますが、今回は神に見守られた二人が白鳥となって飛び立っていきます。二人の運命の物語を音で紡ぐ緊張の一時間が終わりました。

yuki雪の中のお初と徳兵衛


 今回のようなステージでの指揮者の最大の役割は、舞台の進行と音楽を結ぶことです。舞台を凝視し、ここという一瞬にタクトを振り下ろす指揮者。オケピの私達は、そのタクトに神経を集め演奏する。指揮者の気合に完璧に応えるのがオケピの役割と、肝に銘じて演奏に集中しました。
 物語の終盤、お初と徳兵衛に降り注ぐ雪がひとひら、お箏の上に舞い落ちました。指揮者がつなぐ舞台の上の世界とオケピの音楽の世界。融け合った証として、舞台の上から雪が降ってきたのかもしれません。
言葉を紡いだのは近松門左衛門と脚本家、音を生み出したのは作曲家、舞台の上で表現するのは日舞と能のメンバー、音の世界を生み出すのはセントラル愛知交響楽団と箏曲正絃社、琵琶、端唄のメンバー、そして語り。演出、振付、照明、舞台監督、音響など多くの方々がそこに関わり、それぞれの持ち場でそれぞれの力を尽くしていました。最後の音を弾き終わり、オケピからの景色を目に焼き付けて、私たちは狭い通路から現実の世界へ戻っていきました。
(日進市・直門・大師範)

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二葉館プレイベントに出演して   川勝ももこ

 12月10日大盛況のうちに終わったセントラル愛知交響楽団、日舞、能楽との共演「椿説曾根崎心中夢幻譚」のプレイイベントとして、11月27日、文化のみち二葉館で「月に寄せる日本のうた」を演奏しました。(23日には野崎緑社中が演奏)
 二葉館は、日本初の女優と謳われた川上貞奴と電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を名古屋市東区白壁に移築したもので、オレンジ色の洋風屋根、ステンドグラスの光こぼれる大広間には赤い絨毯のある螺旋階段、そして伝統的な和室のある和洋折衷の大正ロマンの香り高い趣のある館です。
 12月の公演に出演された五條流の皆さんとの共演でしたが、「月に寄せる・・・」は、この日が初めてのリハーサル&本番。2階の和室8畳程の一画に毛せんを敷き、その前に踊りのスペース。お客さまには続き間と廊下で観ていただくため、ギリギリまで演奏場所に近寄っての踊りに、譜面台を蹴ってしまわないかと心配しましたが、位置決めや踊りに合わせた演奏速度など、いろいろと勉強になりました。控え間4畳ほどの場所で踊りのかたと合奏団4人で肩を寄せ合い、普段、接する機会のない方々とお話するよい機会となりました。

 
曾根崎プレイベントの「月に寄せる日本のうた」

futaba23(23日野崎緑社中)
futaba27(27日正絃社合奏団)
 

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そのみちの達人派遣事業
 「ウィズ・アーティスト」
     琴とおしゃべりTIME 野崎 緑

 昨年11月14日、祐子先生と佐野亜子(娘)と私は、名古屋市立西養護学校を訪れました。
この学校訪問の授業は、愛知芸術文化協会(ANET)と名古屋市教育委員会による提携事業〈その道の達人事業「ウィズ・アーティスト」〉により祐子先生が要望を受けて行われました。
 西養護学校は、名古屋駅と名古屋港を結ぶ「あおなみ線」の小本駅のすぐ近くに在り、小学部、中学部、高等部からなる大きな学校。今回は高等部の7クラス、約60名程の生徒さんの邦楽鑑賞と体験、10時から約2時間、体育館での授業です。
 担当の先生から紹介され、ご挨拶ののち、まずは「日本の四季」を演奏。生徒さんたちは少し緊張した感じでしたが、「さくら」から始まるメドレーを、静かに聴いてくださいました。  
 演奏が終わると、マイクを手に祐子先生が、「今の曲の中に皆さんの知っている曲はありましたか?」
すると…、生徒たちは次々に手を上げ、「さくら」「チューリップ」「うみ」「どんぐりころころ」「紅葉」「七夕さま」…。
 先生が、「♪もういくつ寝ると?」と、ヒントを出すと、「お正月」の答えが、あちこちから聞こえてきました。答えた子たちは、「正解!」の声に、とっても嬉しい笑顔です。体育館の雰囲気が、徐々に楽しい空気に包まれてきました。
「あ〜、私たちの演奏この子たちにしっかり届いているのだなぁ~」と、実感しました。
「日本の四季」イントロクイズ?から自然な流れで、続いては3択クイズ。
・第一問=箏の一番古い曲は、いつごろできたでしょうか?
 そして、「その曲は『六段の調べ』という曲ですよ。」と、祐子先生がデモ演奏。
答えは、幹人さん、竹内裕美さん作成の3択のプラカード。
 ①1300年前
 ②400年前
 ③100前
このプラカードを学校の先生方に持っていただくと、先生方もパフォーマンスで生徒たちにアピール。これがまたまた盛り上がり・・・、
・第二問、箏の絃は、何本?
 という具合に、祐子先生が楽しいクイズで箏の知識を説明、その後はお待ちかねの楽器体験と発表です。
まずは7グループに分かれて、各グループから順に一人ずつ「かえるのうた」を体験。
グループに別れると、すぐ小柄で色白な笑顔の可愛い女の子が、にっこりとハイタッチ。体験一人目は、以前、授業で弾いたことがあるという経験者。すごい! スラスラ弾けました。しかも、暗譜したのではないか?と思うような感じ。そうかと思うと、琴爪を指のツメ側(逆方向)にはめたり、はじいて弾いたりなど、生徒はとても個性豊か。

otayori先生から届いた生徒の写真

体験の次は一人ずつ発表。クラスメイトを応援し、上手に弾けると「すごい〜」と称える声が聞こえ、演奏が終わるごとに拍手。「かえるのうた」は、予想以上に皆が上手に出来たので、次は「さくら」の体験に挑戦です。ちょっと難しいようでしたので発表は各クラスの代表、ここでもクラスメイトを応援するチームワークは抜群でした。
授業の締めくくりに「夢はマーチにのって」を演奏箏を並べ替えて演奏の準備をしていると、「先生、頑張って!」の声援。最後の曲「ラデツキーマーチ」では、皆が手拍子で合奏に参加して、体育館全体が一つになりました。
体験や発表の時間を共有し、手を取り、個性に合わせて音楽を楽しみ、一緒に達成感を味わった2時間は短い時間でしたが、温かい気持ちで繋がれた気がしました。
お箏を通じて人と出会い、楽しい時間を過ごす貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。(大師範・直門・名古屋市)
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生徒たちからのお便り

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